ロドリーゴ作曲
ロドリーゴ作曲
| ●曲の成り立ち アランフェスとはスペインの首都マドリードの近郊の地名で、そこにはスペインの王室の離宮があります。ロドリーゴはこの宮殿を訪れた際、見えない目の内に美しい情景を感じ、この曲を作ったと言われています。 ●楽曲について この曲はギターの演奏とオーケストラによる「ギター協奏曲」で、１９３９年に作曲されました。ギターは音量が小さく、したがってオーケストラの構成も比較的小さいものとなっています。曲は下の３つの楽章からなっています。 〜第１楽章〜 ソナタ形式 快活な曲想の楽曲。民族的色彩が強く、リズムにもその特徴が表れています。 〜第２楽章〜 自由な変奏 印象的な主題が、全楽章中最もよく知られています。 〜第３楽章〜 ロンド形式 軽快な動きの主題で、ギターの独奏とオーケストラがからみ合い、盛り上げます。 ●協奏曲について コンチェルトとも言います。独奏楽器とオーケストラで競演される器楽曲です。独奏者の聴かせどころのカデンツァと呼ばれる部分を持っていることが多いです。（この曲では第２楽章） |
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